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インフォームドコンセントに基づく治療

神田駅前平野歯科クリニックでは当院の理念の柱であるインフォームドコンセントに基づく治療を実践するために、以下のような姿勢で臨床に取り組んでおります。下に示すレントゲンは当院の患者さんのケースで、下左右第一小臼歯の揺れを一番の訴えとして来院されました。

 

インフォームドコンセントに基づく治療

 

初診時レントゲンでは左右下第一小臼歯に歯周病で歯槽骨が失われた像がみられます。前後左右に揺れており、歯周ポケットも約10ミリで歯根の先端まで骨が破壊されているのは明らかです。しかし、患者さんは「なんとか残せないか」、と保存を強く希望されました。上下的にも動いている右下は抜歯することとし、抜いた後はしばらく治癒するまで仮の歯を接着させて様子を見ることにしました。下は治療の効果には疑問符が残りましたがとりあえず、歯周病治療を行い、治癒の経過を見てその後の治療方針を決めることになりました。


下については、歯石除去と歯根の表面に汚れを取るなどの歯周病治療を行ったところ、歯周ポケットは減少しましたが歯の動揺が減少せず、患者さんも強く咬んだときにやや痛みがあるとのことから、抜歯することに同意されました。右下に比べて左下は抜けた部分の長さが長かったので、取り外し式の部分義歯を用意しておき、抜歯と同時に装着しました。

 

下の写真は左下小臼歯の抜歯前のレントゲンと抜歯後の口腔内の状況です。左右とも最終的な治療方針は、ブリッジ、インプラント、取り外し式の部分義歯のすべての方法についてすでに相談済みですが、抜歯した部位の骨の治癒の状態を見て、再度相談して決定することとしています。右下を抜歯後3ヶ月のレントゲンでは抜く前に比べて骨が回復している様子が見て取れます。この様子ならインプラントもできそうです。

 

インフォームドコンセントに基づく治療

 

インフォームドコンセントに基づく治療

 

このケースでは、歯周病が進み保存が難しいと思われる歯でしたが、それでも何とかならないかとのご希望が強く、そこで納得していただくまで保存治療に努めました。
別の場合として、歯周病治療の効果がどの程度になるか読むことが難しいケースもあります。そのような場合、最終的な治療方法を初期の段階から決められないこともあります。その場合には、可能性のある治療の経過をできるだけすべてご説明して、当院と患者さん双方が納得したうえで治療を開始します。
当院が考えるインフォームドコンセントとは、病状についてできるだけ分かりやすく、かつ詳しく説明し、加えて受診時に患者さんがお持ちになっている要望、いろいろな条件なども含めて治療方針を提案し、ご要望があれば納得していただくまで説明を繰り返し、その行為を通じてお互いの信頼関係を築くことと考えています。