ヨーロッパインプラント学会に参加してきました。
2018年10月16日
ヨーロッパインプラント学会に参加してきました!
昨年に続き、今年もヨーロッパインプラント学会に参加して来ました。
今年は歯の欠損部分の修復に際し、インプラントが相応しいか否かの診断、あるいは治療方針の決定についての発表が多く組まれていました。
歯周病に罹患して崩壊した口腔内に、従来型のブリッジで対応する場合とインプラントで対応する場合の予後、または成功率の比較では、意外にもそれほど大きな違いがないなどの発表があり、その根拠について活発な議論がなされていました。
また、昨今取り上げられることが多くなったセラミックインプラントについても発表がありました。金属アレルギーを有する患者さんには非常に有効な素材であることは間違いないのですが、現在用いられているチタン製のインプラントに比べてまだまだわかっていない点が多く、一般の治療に用いるのは時期尚早に感じました。
新たな知見にふれて、とても為になる機会となりました。
平野